ワードプレスのサイトが重い!対処法は?-原因はプラグイン「WordPress Popular Posts」にあり?
筆者の運営しているゲームブログですが、日が経つとともにどんどん重くなっていきました。アクセスしてから表示されるまでやたらと時間がかかります。
大したことないと放置していたら、2日ぐらい前から極端にアクセス数が落ち、いつもの3分の1以下になってしまいました。
あきらかに検索からの流入が減っていたのですね。
Google様の検索アルゴリズムが変わったのならもうどうしようもありませんが、サイトが重くなったことでペナルティを食らった可能性もあるため、とにかくサイトを軽くしようといろいろ試しました。
ウィジットを外したり、アドセンスを外したりと、やれることをだいたいやってみましたが、なかなか軽くなりません。
それでプラグインの「WordPress Popular Posts」が重いという話を以前聞いたことがあり、もしやと思って設定を変えてみたところ、一気に速度が最高レベルまで上がりました。上の画像がその測定値です。
今回はサイトが重かったときの調査方法と各種対策、とくに効果が高かった「WordPress Popular Posts」の設定方法についてお届けします。
サイトが重いかどうかの調査方法
サイトが重いかどうかの調査方法ですが、「Google Search Console」を使うと一目瞭然です。
「サマリー」画面をスクロールさせて下のほうにある「速度(試験運用版)」のレポートを開くを見れば、上のようなグラフが出てきます。
サイトの重さに応じて、赤色(低速)、橙色(中速)、緑色(高速)で表示されます。横軸のは日付、縦軸はその重いページがどれだけあるかを示していますね。
「赤色の期間が長く続くとペナルティがあるのかな」と思いましたが、あくまで推測なのでもう少し様子を見る必要があるでしょう。
なんにしろ、ここが赤になったら放置しないほうがいいのは間違いないので、さっそく改善をおこなってみました。
サイトが重いときの対策
対策1:プラグインの見直し
いくつか方法がありますが、まずやってみたほうがいいのは、プラグインの見直しです。
「WordPress Popular Posts」の例もそうですが、プラグインはワードプレスに大きな影響をあたえます。
使っていないプラグイン、動作がおかしいプラグインはさっさと機能停止させてしまうに越したことはありません。どんなプラグインであれ、存在するだけでサイトを重くしてしまうと思ったほうがいいでしょう。
「WordPress Popular Posts」の設定方法ですが、「WordPress Popular Posts」の統計情報の画面から「ツール」タブをクリックしてください。
下にスクロールすると「データ」という項目があるので、以下の部分を修正してください。
ログ上限:ここが「無効」になっていると、ログをずっと貯め込んでしまいますので、変更しておきましょう。「データ保存期間」にして、期間は「30日」にしてください。
データキャッシュ:「キャッシュしない」になっていたら、「キャッシュする」に変更してください。
キャッシュ更新間隔:「1時間」にしてください。
データサンプリング:「無効」であれば「有効」にしてください。「無効」のままだと訪問者が来るたびに書き込みをおこなってしまいます。小規模のサイトならいいですが、1日のアクセスが多いサイトはここを「無効」のままにしておくと確実に重くなります。
設定が全部終わったら、その下の青い「適用」ボタンを押してください。
これで筆者のサイトは爆速になりました。
PVが少ないときは気にしてなかったのですが、いま考えると1日のPVが1万を超えたあたりからあきらかに重くなりました。4月中はだいたい平均1日3万PVぐらいあったので、それをずっと放置していたことになります。
速度がPV激減の原因なのかは、数日たってからでないとわかりません。回復しなかったら、検索エンジンの評価の仕方とかが変わったと考えたほうがいいでしょう。
そうなったらどうにもならないので、あがくだけむだというものかもしれません。いつもどおり記事を書いていくだけです。
もともとゲームブログのほうは、SEO無視で人気ゲームより好きなゲームをあつかうコンセプトでやっています。開き直ったほうがいいでしょう。
まあ、気長にやっていきます。
しかしこういう対処しようのないリスクがあるから、検索に依存するブログより、登録者を増やしていく形の動画投稿のほうが安全かもしれません。検索エンジンのアルゴリズムがどう変更したなんてわかるわけありませんしね。
対策2:ウィジェットの見直し
次に注意しておきたのは、ウィジェットです。サイドバーとかにならんでいるやつですね。
ウィジェットの数を減らしてみたり、あきらかに重そうなものを外してみたりしながら、サイトの速度を計測してみるといいでしょう。プラグインほど劇的ではありませんが、案外速度スコアが良くなったりします。
対策3:アドセンスなど広告を外す
広告もサイトの重さのもとになっています。
とくにGoogleアドセンスは重いですね。ページ内に貼り過ぎているようでしたら、減らしてみるといいかと思います。
あとアフィリエイト系も、画像が出るやつは重くなる原因になっているかもしれません。テキストに変更するなど、対策をするといいかと思います。
対策4:画像の最適化
とくにモバイルにサイトを表示させようとするとき、画像の重さはそのままサイトの重さに直結してしまいます。
画像を圧縮したり、サイズを小さくするなどして(どうせ大きなサイズで見る人は少ないです)、ページ自体をスリム化しましょう。
とりあえずこの4点に対して対策を取っておくといいかと思います。とくにプラグインからの影響は大きいです。
まとめ
サイトが重いことでGoogle検索からペナルティを受けるかどうかは、いまのところは不明です。あくまで推測の域を出ていません。ひと月たってPVが回復しなければ、べつの要因と考えたほうがいいでしょう。このことについてはまた後日レポートしたいと思います。
ただ「サイトが重い」ということ自体は、訪問者にとっても不便ですし、サイトを更新したりするときの重さにも影響するので、管理人にとってもいいことはありません。
Googleのペナルティ関係なしに、こまめにチェックしておいたほうがいいとは思います。筆者としてもこの点は反省しています。
とにかく「プラグイン」「ウィジェット」「アドセンスなど広告」「画像」の4点はしっかりチェックしておきましょう。いますぐ使わないプラグインはとにかく無効化するにかぎります。
ユーザーにとっても管理人にとっても便利なサイト作りをめざしましょう。PV激減の件はまた後日にでも。