リンク広告ユニットが無い!グーグルアドセンスを貼る位置は?【2020年】【リンクユニット】

2020年6月9日

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2019年11月にグーグルアドセンスに一発合格して、「ワードプレス超初心者が6日(6記事)でグーグルアドセンスに合格したので方法を検証」という記事を書きました。

それでグーグルアドセンスをページのどこに貼ったらいいのかいろいろ調べました。

記事のタイトル下や上に「リンク広告ユニット(リンクユニット)」なるものを貼るよう書かれているのがほとんどでした。

「リンク広告ユニットで収益〇〇倍!」みたいなサイト、多いですよね。

しかし問題は「リンク広告ユニットがない」ことです。

2019年から廃止されてしまい、グーグルアドセンスに新規登録したユーザーは使えなくなってしまったのです。

どうしたらいいニャ。

どうするもこうするも、リンク広告ユニットなしでの貼る位置を考えないといけません。

今回はリンク広告ユニットがないばあいの貼る位置について解説します。ユーザーにウザがられないうえに、クリックされやすいという位置です。

 

リンク広告ユニットが廃止された理由

リンク広告ユニットは、いわゆるテキストによる広告ユニットです。ようするに画像無しの文字情報だけのものですね。

なぜこれをページのトップに貼るといいかといえば、文字情報なので最初のほうにあってもウザさがないからです。

たとえばあなたがどこかのサイトにアクセスしたとき、いきなり広告の画像が出てきたらウザいと思いますよね。

最初の印象だけで、「このサイト宣伝ばっかりだよ」と思って閉じてしまうかもしれません。

それを緩和するために、文字情報だけのリンク広告ユニットは有効なのです。サイトに自然に溶け込むことができますから。

またリンク広告ユニットは2回クリックしなければいけません。つまり上のほうにあっても誤クリックされることがないのです。

誤クリックに対してグーグルは厳しいので、それも回避できるという優れものです。

なんでそんなにいいものがなくなったニャ?

グーグルは「より魅力的な広告を提供できるよう」テキスト広告を廃止したのです。

テキスト広告のスタイル
「テキスト広告とディスプレイ広告」の広告ユニットでテキスト広告のスタイルがサポート終了となります。今後は、新しい広告ユニットで広告スタイルを作成できなくなります。新しい広告ユニットには、Google が最適化したテキスト広告のスタイルが適用されます。この機能はサポート終了となるため、既存の広告スタイルも今後数か月のうちに Google によって最適化が行われます。カスタマイズやユーザー エクスペリエンスの向上を重視する場合は、記事内広告やインフィード広告などのネイティブ広告をご利用ください。(引用元:グーグル公式サイト

やっぱり廃止した理由がよくわからないニャ。

ようは文字広告をクリックする人は少なくなっているからなのではないかと思います。

一般的にアドセンスは大きければ大きいほどクリックされやすくなります

やはり視覚的にインパクトのあるもののほうが人はクリックしたくなるのです。

ユーチューブでも、動画を見るかどうかはほぼサムネで決まってしまうのと同じです。

クリック率の低い文字広告を維持するよりも、他の広告に力を入れたほうがいいということで廃止されたのでしょう。

グーグルはいらないものを切り捨てるのは本当に速いニャ。

じっさいそうですね。VRからもあっさり撤退してしまいましたし。

それとリンク広告についてですが、効果があるかどうかはサイト次第かと思います。効果がないというサイトもありますので。

 

アドセンスを貼る位置はどこがいい?

アドセンスは基本的にサイトの上のほうに貼るのが効果があるといわれています。

なぜならほとんどの人が最後まで記事を読まないからです。70%ぐらいは途中離脱しているというデータもあります。

そのためブラウザバックされるよりも、広告を置いてそこにアクセスしてもらったほうがサイトとしてはいいわけです。そのため記事の途中にアドセンスを置くのも効果的でしょう。

ちなみに筆者の運営するゲームブログは、記事の最後においたアドセンスのほうがクリックされる傾向にあります。

筆者は本サイトとゲームブログサイト以外にもサイト運営していますが、サイトによってクリックされやすい位置が違います

ただ平均的には、置いたほうがいい位置は3カ所です。

最初の見出しの上、記事中、記事の最後です。

広告が多すぎず、ウザがられない配置でもあります。一つひとつ説明していきます。

 

最初の見出しの上

一般的なブログは、まず記事のタイトルがあって、その下にアイキャッチ用の画像、それから導入文に目次、そして最初の見出しという構成になっています。

リンク広告ユニットがあったころは、これを記事タイトルの上か下、もしくは画像の下に入れるという方法が使われていました。

しかし現在、リンク広告ユニットはありません

そのため記事タイトルのそばに広告を配置すると、クリック率は上がるかもしれませんが、ウザさも上がります

広告多いサイトはあまり行きたくないニャ。

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そこで導入文の下目次の下にアドセンスを入れます。この位置ならウザがられずに済みます。

ちなみに実験として、記事タイトル下にディスプレイ広告を置いたばあいと、目次下に置いたばあいを比較してみましたが、クリック率はほぼ変わりませんでした。むしろ目次下のほうがクリックが多かったぐらいです。

ユーザーの使い勝手と、ディスプレイ広告のウザさを軽減するためにも、目次の上か下がいいでしょう。

ちなみに目次の上がいいか下がいいかという問題ですが、これも正直、どっちも大して変わりがありませんでした。

ウザさ軽減ならば目次の下のほうがいいですね。

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テーマに「Luxeritas」を使っているのなら、ウィジットに「広告内で最初に見つかったH2タグ」という項目があるので、ここに「アドセンス(Luxeritasオリジナル)」を配置してディスプレイ広告のコードを貼ればいいです。

 

記事内の広告の位置

記事内の広告ですが、文章中はさすがにまずいというかウザいので、見出しの上に置くのがいいでしょう。

さきほどは目次の下、つまり「一番最初の見出しの上」に置いたので、次に何番目の見出しの上に置くかが問題です。

2番目の見出しの上においてもいいのですが、ばあいによっては目次下の広告と距離が近くなりすぎます。

そうなるとユーザーが「広告が多いな」と感じてしまうかもしれません。

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そこで2番目の見出しの上はスルーして、3番目の見出しの上にディスプレイ広告を置きます。

実験してみたいのですが、記事内広告だとクリック率が下がる傾向があるので、ディスプレイ広告のほうがいいでしょう。めだつものを人はクリックしたがるのです。

また目次下のディスプレイ広告とは距離が離れていますので、ウザさも軽減されます。

それと一時期、2番目と3番目の両方の見出しの上にディスプレイ広告を貼ってみましたが、なぜか3番目のほうがクリック率が高かったです。

2番目の見出しの上もいちおうクリックされましたが、ユーザーのことを考えて捨ててしまってもいいかと思います。

3番目の見出しの上に広告を入れるにはどうすればいいニャ。

ワードプレスなら、「Ad inserter」というプラグインを導入すれば簡単にできます。

さらに多く貼りたい人は、一つ飛ばしで5番目の見出し7番目の見出しと貼っていくのもいいかもしれません。あまりやりすぎると、「ページ内の広告の量に対してクリックが少ない」という評価をグーグルにされてしまうかもしれませんが。

3番目の見出しの上をやめて、一番最後の見出しの上というのもいいかもしれません。

ちょうど記事を読み終わってユーザーがどこかへ行くタイミングなので、クリックされることもあるでしょう。しかも記事の最後ならウザくはありません。

ただ記事が長いとそこまでたどり着かなかったりします。前述したように、統計的には最後まで読まない人がほとんどなので。

自分のサイトで、記事最後のアドセンスのクリック率が高い人は最後の見出しの上に、そうでない人は3番目の見出しの上にするのがいいのではないかと思います。

 

記事の最後

記事の最後ですが、当然最後の本文が終わったあとにディスプレイ広告を入れます。

ディスプレイ広告はRectangleを2つ並べる形がクリックされやすいです。

「Luxeritas」のテーマなら、「アドセンス(Luxeritasオリジナル)」のウィジットにディスプレイ広告のコードを貼り、「336x280px ( Rectangle big 広告2つ横並び )」を選択するだけで自動的に2つ並べてくれます。ちなみにスマホで見たばあいは、広告は1つになります。

2つ並べたくなければ1つでもかまいません。そこまで大きく変わらないかと思います。

それと一定以上のアクセス数と記事のあるサイトには、グーグルアドセンスの「関連コンテンツ」という広告ユニットが使用できます。これは自分の記事のリンクに広告リンクを混ぜたもので、クリックされやすいです。

関連コンテンツ広告はウザさもあまりないので、あれば配置しておきましょう。その下にディスプレイ広告を配置しておけばいい感じになるかと思います。

 

サイドバーは?

サイドバーはあまりというかほとんどクリックされません。あくまで筆者の運営するサイトでですが。

そもそもいまはスマホが主流ですし、サイドバーは有って無いようなものです。スマホ表示のばあいは、サイドバーは記事の最後にまわりこんでしまいます。

貼るのであればサイドバーの一番上に貼るのがいいでしょう。スマホからも見られる確率が多少は上がります。下のほうに貼っても、多分見る人はほとんどいないかと思います。

ただプログラミングなどPC情報がメインのサイトは、サイドバーをうまく活用すると収益が上げられるかもしれません。

スマホで見るようなただの情報サイトならば、「クリックがほとんどされない」という意味で、サイドバーはアドセンスを貼っても貼らなくてもたいして変わらないかと思います。これについてはもう少し実験をしてみたいと思います。

 

まとめ

以上の内容をまとめると、アドセンスを貼る場所は3カ所です。

・最初の見出しの上(目次の上か下)。

・3番目の見出しの上(サイトによっては一番最後の見出しの上)

・記事の最後。

基本的にすべてディスプレイ広告です。記事内広告は、筆者の運営サイトではほぼクリックされません。やはりめだつ広告のほうがクリックされやすいのです。

それとディスプレイ広告の「Auto」を「Rectangle」に変えると収益が上がるという神話ですが、筆者のサイトで実験したところ、とくに収益の違いがありませんでした。「Auto」も「Rectangle」を表示しますし、あくまでユーザーに合った広告を出すだけですからね。

リンクユニットがなくなった現在、以上のような貼り方をするのがクリック率とウザさ軽減の面からいいでしょう。