ゲームブログはカテゴリーよりタグでジャンル分けしたほうがいい理由
ゲームブログを運営していると、カテゴリー分けをどうするかで悩むことが多いと思います。
『Europa Universalis IV』や『ドラゴンクエストX』などのように、ゲーム名で分けてしまうのも一つの手だとは思います。
しかし本ブログのように、雑記的に多くのゲームをあつかうばあい、「1つのゲームにつき、記事が1つだけ」ということもあります。
このばあい、一般的にはゲームのジャンルで分けます。たとえば「RPG」とか「アクション」とか「シミュレーション」とかですね。
本サイトも以前そうやって分類をしていたのですが、だんだんと限界を感じてきました。
そしてカテゴリーによるジャンル分けをやめ、タグで管理することにしました。
今回はゲームブログのカテゴリー分けと、タグを使ったほうがいい理由について述べていきます。
複雑化するゲームジャンル
ひと昔前までなら、ゲームというのはジャンル分けしやすいものでした。
たとえば『ドラゴンクエスト』ならRPGですし、『スーパーマリオ』ならアクションゲームです。『グラディウス』ならシューティングゲームですね。
しかし時代が進むにつれ、だんだんとジャンルの垣根がなくなっていきます。
RPGにアクション要素を足した「アクションRPG」や、RPGにシミュレーション要素を足した「シミュレーションRPG」など、複合的なジャンルがどんどん登場していきます。
ただこのあたりも、アクションRPGなら「RPG」、シミュレーションRPGなら「シミュレーション」と、まだなんとか分類できなくはありません。
本サイトもそうやって、ジャンルをカテゴリーで分けていました。以下のようなカテゴリーがありました。
・RPG
・アクション
・シミュレーション
・アドベンチャー
・シューティング
・ローグライク
・パズル
しかし「RPG」や「アドベンチャーゲーム」の中にはパズル要素のあるものも多いですし、「ローグライク」にはアドベンチャーゲームやRPGの要素があるものもあります。
これらを仕分けするとき、毎回「どのカテゴリーに入れたらいいのか」で頭を悩ませることになります。
ひとつの記事に対して複数のカテゴリーを登録してもいいのですが、それだとSEO的にも良くないようです(実験したわけではないので本当かどうかは知りませんが)。
本サイトはSEOをあまり気にしていませんが(マイナーゲームサイトですので、そもそも検索されるようなゲームが少なかったりします)、ブログ的にカテゴリーの設定が曖昧なのは、読者に対しても不便を強いることになるとは思います。
カテゴリーの定義
そもそもカテゴリーとは、きっちりと区別されるものに対してつけるものです。
たとえば「犬」と「猫」なら区別することができるので、これらをカテゴリー分けしてもいいでしょう。
またどちらも動物なので、親カテゴリーとして「動物」を設け、その下に「犬」「猫」のカテゴリーを入れてもいいとは思います。
都道府県だと、東京と大阪は違いますので、それぞれカテゴリー分けすることができます。親カテゴリーとして「関東」「関西」などを入れてもいいでしょう。
これらができるのは、たがいに他のカテゴリーに混ぜられないからです。
シベリアンハスキーは「猫」のカテゴリーに入れられませんし、新宿区は「大阪」のカテゴリーには入れられません。
こういうものにこそカテゴリーを設定するのがいいと思います。
ところがゲームのジャンルのばあい、どのカテゴリーに入るかが曖昧なばあいが多いです。
とくに近年発売されるゲームは、いろいろなジャンルが混ざってしまっていて、分類困難というものも少なくありません。
VRゲームも増えてきましたが、「VR」で分類しても、その中にはRPGもアクションもあります。
このようにして、本サイトはごまかしごまかしカテゴリー分けしていたのですが、さすがに限界になってしまいました。
カテゴリーをぜんぶ解体するのが面倒だったのですよね。
でもやらないと、将来的にもっと面倒なことになりそうなので、やることにしました。
「RPG」「アクション」などのジャンルカテゴリーを廃止し、気軽にジャンル分けのできる「タグ」を利用することにしました。
タグの利点
タグはひとつの記事に複数付けることができます。
たとえば「シミュレーションRPG」なら「シミュレーション」と「RPG」のタグを付ければいいですし、「アクションRPG」なら「アクション」と「RPG」を付けるだけです。
ローグライク要素があれば、ついでに「ローグライク」のタグも追加してしまえばいいですね。
パズル要素のあるアドベンチャーゲームなら「パズル」「アドベンチャー」のタグを付けるだけ。
これで分類が一気に楽になりました。もはや頭を悩ませる必要性はなくなります。
しかもタグはあとでいくらでも増やせます。新しいカテゴリーを作ろうなどと考える必要もありません。
ただここで問題となるのが、読者の利便性です。
読者がタグにどうやってアクセスするかです。
本サイトでは、記事の最初にタグを表示するようにしました。上の画像では、「Steam」「WW2」「シミュレーション」の3つのタグがありますね。
またトップページなどの一覧画面にも、カテゴリー以外にタグを表示させています。
タグを表示させる方法ですが、本サイトはワードプレスの「Luxeritas」というテーマを使用しています。
方法は簡単で、まずダッシュボードの「Luxeritas」→「カスタマイズ(外観)」→「メタ情報の表示位置」に進みます。
その中の項目の、「記事タイトル下のメタ情報」下にある「タグ表示」にチェックを入れてください(「投稿・固定ページ」「一覧ページ」の2カ所)。
他のテーマのばあいは、どこかに「メタ情報の表示位置」みたいな項目があると思うので、そこをいじってください。わからなければ「自分のテーマの名前」「メタ情報の表示位置」でググれば出てくるとは思います。
まとめ
今後、ゲームジャンルはさらに複雑化していくことでしょう。
いま単純に「RPG」「アクション」などと分けていると、将来的に行き詰ることになると予測されます。
というか、すでに筆者が行き詰っています。
これからゲームブログを作りたい方、またはすでに運営をしている方は、ぜひともタグでのジャンル管理を検討してみてください。
ちなみに本サイトでは、タグによるジャンルの一覧ページも作りました。このブログの上のメニューの「ゲーム評価」にカーソルを合わせれば、「ゲーム評価ージャンル」という項目が出てきますので、よろしければ使ってみてください。
以上、ゲームブログのばあいは、カテゴリーよりもタグでジャンルを管理したほうがいい理由でした。